今日の菜

らっきょう漬け

らっきょう漬け

5月終わりから6月中頃の時期から、らっきょうが出てくる。ネギっぽいけどネギじゃないみたいな所もありとにかく匂いがツーンとして強烈なので嫌いな人の方が多い印象というか好んで食べる人は少ないのではないか?個人的には、まずまず好きだけど何で毎年毎年こんなに苦労してらっきょうをアレしてるのかさっぱりわかんねえ。

まあ季節を感じたいからなんだろうかね。

愛知に入ってくるらっきょうというのは鹿児島産が多い気がしていて、イメージ的に多いような気がしなくもない鳥取あたりのブツはあまり見ない。土を被っているものとそうでないものがあるが土を被ってる奴以外選択した覚えたないのだった。まあ、ほら、先にも書いたように苦労してえんだよ何か、マゾ気質みたいな所もあるのか?

で、処理されてない、土が付いたらっきょうはその日のうちに処理しないとこいつ自体の活性が死んでなくて、これが高いので、なんか成長して不味くなるんだそうな。だからスーパーとかだとその日のうちに売り切らないといけないので閉店時には大抵半額になっている事が多い難しい食材みたい。もちろん、半額で売っても利益が出るような値段設定になってるんだろうからそんなに安いもんじゃねえんだなこれ。

で、手に入れたら先にも書いたようにその日のうちに処理しないといかんわけ。皮剥いて頭とか切ったりしてとかまあ大変ですよ。部屋がらっきょうのスメルで覆われるので嫌いな人は地獄っていうのはよくわかるし嫌いじゃなくてもなかなか地獄みがある。

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土が付いたらっきょうは私は洗わず皮を剥いて入れ物にに一度集める。泥が付いていようがゴミが入ってようがこの段階ではok。ここに、画像のように塩をとりあえずぶっかけて一日二日置く。これを荒漬けとかいったりするようだが、この工程はしなくてもいい。ていうか漬物は割と100人100通りみたいな所があって正解っていうのがないのでまあ好きにしたらいいと思うんだけど、これの利点としてはまず浸透圧で水分が押し出されてくるのと、洗わなくていい事。押し出されてきた水分といっしょに、再度ザルにとって洗えば一回で終わるじゃん?みたいなね。

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これが塩漬け後、洗われたらっきょう、今年はそんなに大量には漬けていない。

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ここで2020年ならでわの、これやこの、72%のエタノールを霧吹きで吹き掛ける。容器も湯で洗浄したのちさらにエタノール殺菌を施す。今まで50度のウィルキンソンウオッカしかなかったので本当に助かっている。こういう目的で使うんじゃないんだろうけど…

(なお、飲んでもそこそこうまい、アルコール揮発の味しかしねえんだろうけどねw)

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これを甘酢で漬ける。漬け汁の内容は酢と砂糖かはちみつってくらいなのであとは分量かなという気がします。甘めに漬けたい方は糖分系を多くすればいいと思うし。問題なのは醤油漬けとかで、やっぱある程度、酢っていうのは殺菌作用があるようで、醤油だけで漬けると保存が極めて難しくなるみたいなんでその辺気をつけてくださいという所で。もっとも、らっきょう自体、匂いが凄いというだけの事はあってある程度本体が殺菌作用を発揮してたりするみたい。

らっきょうが終わると梅の時期になるんだけど今年は不作だそうな。